指輪を贈り合う理由とは
結婚指輪を贈る理由
どうして指輪を贈り合うの?
結婚指輪を贈り合うようになったのは古代ローマ時代からです。この頃「結婚とは夫が妻を買う」という考え方がありました。そのため婚約成立時に夫は、妻を買う代金を指輪で支払っていたのです。
指輪は代金だけではなく、代金を支払った証拠としても扱われていました。その風習が現代まで続き、指輪を贈り合うようになっています。
しかし、古代ローマ時代と少し異なる部分もあります。現在、「結婚は愛を誓い合う儀式」です。互いに夫婦となることを約束した証拠として指輪を贈り合います。
昔は代金の支払いを証明し、現代では愛を証明していると言えるでしょう。証拠として指輪を扱う所は同じですが、証明している事柄が全く違います。
最近では結婚指輪の代金を男性が全て支払うことが比較的多いです。しかし、互いの愛を証明するものなので厳密に言えば女性も代金を支払う必要があります。
婚約指輪は男性から女性へ贈るものとなるため、男性が代金を支払うのが一般的です。
リングサイズが分からない時は、「リングサイズの測り方 – 指輪の大きさが簡単に分かる!」を参考にしてみてください。
婚約指輪にダイヤモンドが多用される理由
婚約指輪に用いられる代表的な宝石として、ダイヤモンドが挙げられます。非常に多くの夫婦が婚約指輪にダイヤモンドを選んでいますが、必ずしもダイヤモンドである必要はありません。
1456年にオランダ人がダイヤモンドの研磨に成功し、その美しさが一躍話題となりました。そして王家でダイヤモンドを付けた指輪を贈り合う習慣が誕生したのです。
非常に高価なものだったので、身分の高い人々だけの習慣として受け継がれていきました。
ダイヤモンドの指輪が一般家庭に普及したのは、19世紀頃と言われています。1960年頃には日本でダイヤモンド付きの指輪を宣伝するCMが爆発的な人気となり、婚約指輪にはダイヤモンドを使用することが多くなったようです。
ダイヤモンドは非常に硬く、傷付きにくい宝石として知られています。美しく永遠に輝き続けるため「2人の愛が永遠に続く」という意味が込められています。
長年に渡る習慣やダイヤモンドの特性が理由となって、婚約指輪にはダイヤモンドを使用することが多いです。
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